2018.05

10年以上前の話。ずっと、「1＋1＝2」だと思っていたのに突然言われた一言。「あんた達なんかね、せいぜい1＋1＝1か1.5だよ」この評価はあまりにも衝撃的過ぎて、一瞬真っ白になった。でも、この言葉のおかげで今もやれている気がしている。ものづくりにおいては、特に逆境がとても大事でおそらくこの先もずっとその中で生きていくものだと思っている。頭をつかって設計する事も腕つかってそれをカタチにする事も、深く深く自分に向き合っていく作業だ。圧倒的に逆境ばかりで、その中に見つけるほんの少しの喜びや達成感が自分たちを大きくしてくれる。十人十色。ものづくりも十人十色。やはり評価も自分の中にしかない。真面目に一生懸命に汗水流して...なんていうのは当たり前の事で、それは最...
2008年4月、自分たちの思いを貫きたくて独立したProject ATK。気がつけば今年は10周年。建てた数は少なくても、思いの熱量は大きくずっと変わっていません。ひたすら自分に向き合い、思いを貫くことは孤独になったり苦しかったりしますが、ものづくりを通して価値観を共有できた時には表せないくらいとても豊かになれるのです。きれいごとだけでは家は建たないのかもしれません。それでも...。周りのくだらない評価より、縁を大切に自分たちの感性や技術に正直に、自分たちにしかできないものづくりをこれからもずっと続けられたらと思います。いいものつくるならProject ATKA-artT-technique K-knotTAKとT20