2013年「見える住宅」

坂本龍馬と友達になりたいぜよ!
たぁです。

2013年「見える住宅」のご紹介です。

この家づくりも
「楽しかった!」のひと言に
尽きます。

帯広高等技術専門学院の同期の家。
その同期は、
大工の修業をし、
いっぱしの職人になった後
転職をしてその時には
すでに違う業界にいました。
そんな彼からの
「家を建てて欲しい」という依頼には
ワクワクする気持ちと
建築を隅々まで知っている人
だがらこそ少し緊張するような
思いが共存していました。
しかしながら
お互いに似たもの同士だったのか、
いざ始まってみると「やりにくさ」は
全くありませんでした。

子育て真っ只中の同期夫婦との
打ち合わせは、子ども達が寝てから。
いつも真剣に話し込んで
終わる頃には夜明けだったことも
何度かありました。

コンセプトは
部屋にこもることなく
「家族みんなが居間に集まって
   楽しく過ごせるような家」
家事をしながら
「子ども達がどこにいても
    視線が届くような間取り」
意識しました。

5人暮らしで26.5坪という、
十勝においては
比較的小さめな平屋の住宅ですが、
その小ささを感じさせないような
間取りになっています。

コの字型。
居間に大きな窓が2つ並んでいます。

対面型キッチン。
キッチン側の生活感を出さないよう、
あえて笠木は高くしました。

ダイニングカウンターは
長さ3m以上、厚みは5cmほどある
木の目が非常に美しい楡の木を
使いました。

居間と勉強スペースの間仕切り腰壁。
収納棚は製作しました。

子ども達の勉強机にも楡の木を使いました。
足の長さは取り替え可能で高さを変えられます。

美しい表情です。

居間以外の窓は
出来るだけ小さくしました。
後ろから見るとものすごくスッキリしています。

完成後は、オープンハウスを実施し、
多くの方に見学していただく予定でしたが、
「あまりにも気に入ってしまったので
誰にも見せたくない。真似されたくない。」
と言われて、叶いませんでした。
仕事としてはダメなことですが
そんな言葉も逆に嬉しかったです。

詳細を伝えることは難しいですが、
いつだってどの家も
「住人十色」で
楽しく家づくりができています。
これから出会う人たちとも
同じように
その価値を共有できるよう
縁を大切にしていきます。

Project ATK

北海道/十勝/芽室 建築士2名がじっくり手掛ける 唯一無二の住まいづくり

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