はじまりの「家」

専門学校時代(約20年前)に
初めて自主設計した図面が出てきました。

1年生の時に描いた
時代を感じる手描き図面。
とても粗削りな表情です。

約45坪の2階建。
立地条件が密集した住宅街で
2階に居間を配置。
ル・コルビュジエのサヴォア邸を
意識したピロティも
今見れば恥ずかしい。笑


1階平面図

思春期に設計しただけあって
子供室の圧倒的プライベート感。笑
アイデアの無い建築家がやる様に丸めてしまった階段の回り部分。
フリースペースは良いかも。

2階平面図

スキップフロアの寝室。描いてみたかったのでしょう。
大容量のウォークインクローゼットは
この頃から取り入れていた様です。
長いダイニングテーブルに
家族が集うことを意識していました。

南側立面図

三角屋根。
あまり好きではなかったのに
設計の先生が「三角屋根好き」で
評価を意識してしまいました。笑

西側立面図

外壁は、面白味の無いサイディング。
窓の大きさと位置が揃っているのは
なかなか良い。


これが
自分の頭の中から
1発目に取り出した住宅です。


結構覚えているものですね。
図面を描く前に
何度もプランを提出して
否定されたり、ダメ出しされたり...
クリエイティブな作業って
こんなにも苦しいものなのかと
思い知った19歳の冬。笑

良くも悪くも
これがはじまりで
こっ恥ずかしいものもあれば、
変わらず持っているものもあり...

いや、圧倒的に恥ずかしいですが、

ずっと大切にしたい
「設計図」です。

Project ATK

北海道/十勝/芽室 建築士2名がじっくり手掛ける 唯一無二の住まいづくり

0コメント

  • 1000 / 1000