オープンハウス終了。感謝。

3日間のオープンハウス(完成住宅見学会)が無事終了しました。
沢山のご来場、誠にありがとうございました。
Project ATKを立ち上げてから10年、オープンハウスは4回目でした。
設計から大工工事や現場管理を全て2人でこなすので、まさに1棟入魂。1年間に1棟が精一杯です。広い視野を持って仕事をしなさいとアドバイスを受けても、ものづくりはプランニングも実際にかたちにしていく作業もどんどん内へ内へと自分に向き合う時間がほとんどです。なので、というと完全に言い訳でしかありませんが、自分達のスタイルや思考を「伝える」作業を疎かににしてきました。いや、疎かにしてきたのと、自分達がわかっていれば良い、わかってくれる人にだけ伝われば良いというスタンスでした。
「伝える」を大切にした方が良い、と自分達を気にかけてそう諭してくれる人達が増えていき、何となく角が取れたのかちょっぴり余裕ができたのか考えるきっかけにもなりました。
今回、お施主様のご厚意により公開させていただいた3日間、名もない雑草の手の跡を見学に来てくれた来場者の方々には興味深く隅々まで見ていただき思いもよらない温かいお褒めの言葉を本当にたくさんいただきました。その他、時々肩の力をすーっと抜く時間を共有してくれる友人達や見習い当時の自分達をよく知っている中学の同級生や異業種ながら志高く刺激を与え続けてくれる人も駆けつけてくれました。更には、Project ATKの住宅に住んでいる殆どの方々も見にきてくれました。来られない人は気にかけてメッセージをくれたり...。本当にありがとうございました。そして少ない時間で見学会に合わせてパンフレットを製作してくれた永守さんありがとうございました。
Project ATKの川上拓磨と川上孝子は、切磋琢磨出来る仲間や温かい人達に育てられ見守られその上で良いものづくりができているのだと改めて思いました。内へ内へ、ひたすらに向ける矢印に加えてそろそろ外へも向けていく矢印も必要になってきたのかもしれません。
ものづくりは十人十色。誰がつくっても同じわけじゃない。万人に共感されるものではなく、その家族のためだけのものづくり。自分達だけにしかできないものづくり。慢心せず自分にひたすら向き合うものづくり。良いものは変えない、ですがプラスしてちょっとずつ「伝える」も大事にしていこうと思います。縁を大切に。


世の人は我を何とも言わば言え
我為す事は我のみぞ知る

尊敬する坂本龍馬の言葉です。
龍馬は根っこでこの言葉を大事にしながら、きっとうまくやって見聞広く生ききった人。
上っ面ではないもっと深いところに答えがあるような気がします。最近そう思うようになりました。(遅っ。笑)

Project ATK

北海道/十勝/芽室 建築士2名がじっくり手掛ける 唯一無二の住まいづくり

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